1992年、ラスベガスでシルク・ドゥ・ソレイユを見たとき
人間ってこんなことができるのか! と感動しました。
使える細胞の全てを使ったような究極の演技、その流れるような美しさ。
今回、思いがけず、お誘いをうけ、
福岡筥崎宮外苑 青と黄色の鮮やかな「ビックトップ」で開催の「トーテム」
にいってまいりました。
日本初演の「トーテム」は人類の進化をテーマにした壮大な物語です。
パフォーマンス、音楽、映像、
全てが見る者の目を奪う圧巻のショーでした。
演目の中、狭いわずか1.8mの円形の台の上、しかもペアーで演じる
ローラースケートの目の回るようなスピードの演技。
高い空中での美しいアクロバット。
スタイリッシュな体が、まるで軟体動物のように動く圧巻のパフォーマンス。
ただ見ているだけなのに自分の筋肉も緊張していくようです。
世界中の多くの人を魅了してやまないシルク・ドゥ・ソレイユ。
脚本、演出のロベール・ルバージュさんは
日本各地を訪れ、日本の伝統芸歌舞伎の花道も応用されたとか。
日本の感覚的な文化は素晴らしいと述べていらっしゃいます。
芸道において本物とはなにか、追求とは・・・
あらためて思いました。
節を分ける日。
お昼はお稽古の後、料理の平島先生の節分のご飯を頂き
夜は「トーテム」へ。好い一日でした。