2005年7月18日更新ジャカルタ(ボルブドゥール)旅行記 |
| 仕事も一息ついたころジャカルタの友人に案内してもらってかねてより行きたかったボロブドゥール遺跡を訪ねました。
ボロブドゥールはインドネシア、ジャワ島の中部ジョグジャカルタから北西に車で1時間の風光明媚な丘の上にある遺跡です。8〜9世紀に造られたものといわれていますが、40km離れたムラビ山の大噴火により火山灰の下に埋まってしまい、1814年イギリス人のスタンフォードによって発見されるまで実に1000年もの間、密林の中で眠っていました。 |
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ここを訪ねるには、夜明けがもっとも好ましいと言う友人に連れだって、まだ暗い中懐中電灯を手にボルブドゥールに向かいました。
初めて見る夜明け前のボロブドゥールは黒い山々に囲まれ、重厚に聳え立っていました。 私たちはまず最初にこの巨大遺跡の登り口に続く石壁に刻まれている「カウイ文字」を見ました。懐中電灯の灯に写し出されたカウイ文字は、思っていたより小粒で風化も手伝ってか丸くて愛らしく、現代にも十分通用する洒落た造形でした。じっと見つめていると、やさしい眼差しの先人たちの語らいが聞こえてくるようでした。 |
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| ボロブドゥールは、土台は120cmくらいの正方形の石が高さ42mまで積まれています。その絶妙なバランスには驚くばかりですが、さらに石壁には一面に精密なレリーフが刻まれています。
下5段はブッタストーリー、4つの回廊からなり釈迦生誕図や当時の人々の生活などが伺えます。磨耗したり欠けたりしたところもありますが手が混んだ見事なレリーフです。
上3段はテラスになったストーパゾーン、ストーパの中の仏像は首や手足が欠けたものもありますが、気品高く美しい姿です。 |
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下の方から順に教えを受けながら天上界に昇っていく、すなわちストゥーパのある最上層は天上界を意味するものとのことでした。 |
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私たちが最上層についたころには空にはまだ月が残り、眼下を見おろせば高い椰子の木の林。東の正面には一筋の煙をたなびかせる形の良い山。お釈迦様の涅槃像を思わせる山々が連なっています。
私と友人、同行した2人の娘たちもそれぞれ腰をおろし月をみながら日の出を待ちました。間もなく、あたりが青、薄紅、紫、黄色などにかわり薄い雲のベールの向こうに太陽が昇りました。七色の光をいだいた仏像は圧倒的な美しさです。からだの中まで太陽のエネルギーが染み入るようでした。 |
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イスラム教徒の多い国にある仏教遺跡。再度訪ねてみたいと思います。 |
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