お稽古で、毎月、一帖ずつ取り上げ書いてきた「源氏物語」も、
いつの間にか51帖の「浮舟」まで進みました。
「浮舟」は54帖中、紫式部の作家としての天分が開花しきった圧巻の帖だと言われています。
数奇な運命を辿る浮舟。
二人の高貴な男の板挟みになり、か弱い女心は揺れに揺れる。
源氏物語の最後に登場するヒロインは意外に普通の女だった?!
様々な想いを巡らせながら今日も書いていきました。
お稽古の後は、料理研究家の平島先生が、
見事に「浮舟」を彷彿させるお昼をご馳走してくださり「浮舟」談義に花が咲きました。
書は、ときに楽しみながら書くのも一考。猛暑も忘れる楽しいお稽古でした。