端午の節句の由来は書をやる人には興味深いものです。
紀元前300年頃、陰謀によって失脚し楚の国を追われた屈原は5月5日、
川に身を投げました。
屈原を慕う国民は太鼓を打ち鳴らし、ちまきを川に投じて、
彼の亡骸が魚に食べられないよう守りました。
その後5月5日にはちまきを供えて国の安泰を願ったと伝えられて います。
中国では奇数の月と日が重なると悪い事が起こりやす いといわれ、
1月1日、3月3日、7月7日、9月9日にはお祓いや色々な行事が行われました。
5月5日は、ちまきを食べる他に、蓬で人形を作ったり、
菖蒲を浸した酒を飲んだりして健康を祈願しました。
これが、端午節の始まりと言われています。
「端午の節句」福岡教室では料理研究家の平島陽子さんが、
心のこもった美味しいランチをご馳走してくれました。
6月7日からの表参道作品展には、屈原の「離騒」も出展されます。
古に想いを馳せてながらご覧になってくださいませ。