「散る桜を惜しんでの書会」

「久方の光のどけき春の日にしず心なく花の散りなむ」

紀友則(古今集84)は、うららかな春の日にどうして落ち着いた心もなく桜の花は散るのだろうか。と詠んでいます
福岡の教室では、風のまにまに散りゆく花を眺めながら、「桜を惜しむ書会」となりました。

 

池田桜福岡書道教室の風景

 

池田桜の春の書

 

このグループは、全員お料理を学ぶ人たちで、テーブルコーディネートなどにもお洒落に書を使ったりされます。
20年近く、主に生活に活きる書を書いていらっしゃいます。

 

今日も、お稽古の後は、料理研究家の平島陽子さんが、手早く美味しいランチを作ってくれました。
「咲く桜 散る桜」 が、見事に表現されています。クッキーも春らしく、愛らしい。文字も素敵に入っていて食べるのが勿体ないほど。

 

平島陽子さんの料理

 

平島陽子さんの料理

 

平島陽子さんのクッキー

 

ご馳走さまでした。

 

書と料理。通じるところは色々ありますね。昔々は、能書家と言われる人はいましたが、書家という職業はありませんでした。
書は、各人、学び方があってよいと思います。これからも自分の学びとして書を傍らに精進されますように。