先日、新国立美術館で開催中の「ジャコメッティ展」に行ってきました。
10年ぶりのご対面です。
ジャコメッティといえば、あの伸びる細い線とフォルムがみるものを
魅了します。どなたかが「くせになる」と評されていましたが
その通りです。
3枚、写真撮影許可がありましたので撮ってきました。
大きな女性立像
歩く男
大きな頭部
ジャコメッティがこのような作品に至ったのは
「見えるものをみえるとおりに表現した結果」
「髪型や服などは人間の本質ではない。そう思った彼は余計なものはどんどんそぎ落としていき試行錯誤の末に、
このような作品にたどり着いたのです」と、説明を受けました。
また、生まれ故郷のアルプスの谷間にある小さい村、
スタンバも作風に影響しているとのことです。
空気の澄んだ美しい村の斜面に真っ直ぐ伸びるいる細い幹が目に浮かぶようですね。
ジャコメッティの贅肉のない伸びる線とフォルムは、本当に魅力的です。
私は、「女=スプーン」「ねこ」などは、思わず筆で書いてみたくなるような好きな
造形ですが、お教室の皆さんはどう感じられたことでしょう?