ニルの学校 「教養講座 源氏物語」に参加して

毎月、一回、代々木駅前のニルの学校で、松本憲和先生の源氏物語の

教養講座を受けています。

 

「日本文化を学ぶ目的は、先人が発見した日本特有の季節の変化を感じ楽しむためである。

季節の変化は今も昔も変わりなく訪れる。その美しい風景を眺めるだけでも心癒されるものであるが、

知識があればその楽しみは倍加される。古典は学ぶべき知識の宝庫なのだ。 ニル教養講座」

 

先生は30年に亘り源氏物語を教えていらっしゃいますが、

それは見事な講義です。今まで読んでいた源氏とは違いその直訳は目からうろこです。

文法が解らずして古典は読めないのですが、その文法も毎回教えてくださいます。

 

松本憲和先生

 

また、先生は茶人でもいらっしゃいます。今月は「源氏物語と梅」でしたが、

源氏香や、お香についても詳しく教えて頂きました。

 

源氏香

 

表参道書道教室からも、いつも、4,5人お邪魔しておりますが、我々書をするものにとってはありがたい

古典の(変体仮名で書かれた)源氏物語も添えてくださっています。

 

変体仮名

 

去年の3月、「源氏物語と桜」からスタートして1年。来月からは、先生の

もう一つの研究、「武田勝頼とその家臣の小山田家について」の勉強会も始まるそうです。

 

脚色された源氏物語ではなく、本当の源氏物語とはどんな小説なのか

一生かかっても学びきれない課題ですが、書を学ぶ上でも古典の大切さを

改めて感じます。

 

偉大な先生の教養講座、私も社中の者たちも感謝の気持ちでいっぱいです。

心よりお礼申し上げます。