教室では今月から高野切のお稽古です。
高野切とは1049年に書かれた現存する最古の古今和歌集の写しです。
平安時代の流麗で、気品溢れる仮名文字はため息がでるほど美しいものです。
高野切は3人の手によって書かれたといわれています。
それぞれの書き手ごとに、1種、2種、3種と分けられますが
教室では、31歳の藤原公経が書したといわれる、読みやすくて自由闊達な
高野切3種から習っていきます。
高野切の臨書をするというのは、日本最古の勅撰和歌集、
古今集を学ぶことでもあります。
その、歴史、歌意、背景などを探りながら書いていくことは大切です。
手本を写すだけのお稽古と違い、幅もぐんと広がっていきます。
掃除を済ませた涼しい部屋で、美しい平安の仮名文字に挑んでいく!
猛暑の今夏、最高の暑気払いになるかもしれません!?